2017年03月07日10:37

日本の電機産業 失敗の教訓

日本の電機産業 失敗の教訓
佐藤文昭
朝日新聞出版
2017-03-07



電機業界再編の仕掛け人が描くメイド・イン・ジャパン再生の処方箋。 総合電機メーカーが乱立することによって生じているヒト(技術者)・モノ(設備)・カネ(資金)の分散・非効率をなくさない限り、日本の電機産業に未来はない。



【目次】
第1章 日本に製造業を残す方法
・第四次産業革命の荒波
・高収益とグローバル化を実現している日本企業
・日本企業が世界トップシェアを取れる業界
・電機業界をもうかる業界へ変える
・危機感のない企業に未来はない
・ファナックはなぜ成功し得たのか
・世界で戦える企業をつくる

第2章 日本の電機メーカー連敗の構図
・なぜ従業員の優秀さが収益につながらないのか
・日本の電機業界が抱える問題点
・一度は競争に勝った日本の半導体
・韓国、台湾メーカーの台頭を自ら招く
・一度始めた事業をなかなかやめない日本企業
・事業価値を高めなかった「対等合併」
・対等合併後の動き
・性能、品質にこだわったDRAM事業
・「御用聞き営業+プロダクトアウト」だったシステム LSI事業
・他の製造業よりも稼げなくなった電機業界
・横並びで進んだ経営の多角化
・お互いを叩き合った日本企業
・連敗を食い止めた「ジャパンディスプレイ」

第3章 世界と戦える企業を生んだ業界再編
・なぜ業界再編が必要になったのか
・IPSアルファテクノロジ設立という伏線
・有機EL討論会とGFPC
・中小型液晶ディスプレイ事業の危機
・ジャパンディスプレイ誕生を可能にしたリスクマネー
・産業革新機構の協力を引き出す
・フィージビリティスタディが始まる
・2度にわたるプロジェクト崩壊の危機
・統合の障害を取り除け
・事業に必要な資産を死守せよ
・銀行の融資投資に限界がある
・親会社やその株主にも受け入れてもらえる提案

第4章 日本企業を襲う「破壊的イノベーション」
・第三次産業革命と破壊的イノベーション
・第四次産業革命を加速させる破壊的技術
・イノベータには高い評価を与える株式市場
・破壊的イノベーションはどこで起きるか
・ディスプレイ業界の破壊的技術
・サムスンのOLED戦略
・高精細化は顧客ニーズを超える
・ジャパンディスプレイが取った戦略
・シート状の液晶でも巻き返せる可能性はある
・印刷方式の次世代OLEDで逆転を狙う
・コモディティ化への対処法

第5章 日本企業に突きつけられた課題
・日本型企業経営に突きつけられた現実
・海外にも存在する長寿の大企業
・事業再編を進める日本の総合電機メーカー
・競争優位が続く「電子材料」分野
・現時点では、二極化する日本の電機メーカー
・事業特性に合わせて経営のスタイルを変える
・「WHAT」の実現には「HOW」の力が必要
・ビジネスモデルを変える
・企業カルチャーを変える
・長期ビジョンを持った経営に変える
・外国企業との提携・統合も重要な選択肢
・日本の製造業の強み
・リスクマネーを提供する民間ファンドが必要
・投資資産の8割を回収した産業革新機構
・世界一をめざすやり方は多様
・日本型企業経営か、アングロサクソン型企業経営か
・変化の速い企業が遅い企業を飲み込む時代に

return_to_forever

コメントする

名前
URL
 
  絵文字